【長野県】諏訪湖を挟む四社巡り!諏訪大社(春宮・秋宮・前宮・本宮)の見どころ・歴史・参拝記まとめ

神社・御朱印

長野県の諏訪湖周辺に鎮座し、全国に一万有余ある諏訪神社の総本社として篤い信仰を集める「諏訪大社」。 上社(前宮・本宮)と下社(春宮・秋宮)の二社四宮からなる我が国最古の神社のひとつであり、境内には「御柱(おんばしら)」をはじめとする圧倒的な聖気が満ちています。

今回は、2023年6月29日に一日をかけて四社すべてを巡った参拝記をお届けします。

この日に拝受した大変ありがたい四宮の御朱印と、下社で授かった記念のがま口(小銭入れ)のご紹介をはじめ、諏訪大社の歴史や御祭神、絶対に外せない見どころ、さらには受付時間や駐車場情報まで、現地を訪れる前に知りたい情報を網羅してまとめました!

諏訪大社の歴史・由来と御祭神やご利益

諏訪大社は『古事記』の国譲り神話にも登場するほど歴史が古く、古くは朝廷から、中世には武田信玄などの高名な武将、そして現代にいたるまで国家安泰や軍神、五穀豊穣の神として崇められてきました。 特徴的なのは、本殿と呼ばれる建物を持たず、上社は守屋山、下社は御神木を神体として拝する古代の信仰形態を今に伝えている点です。

  • 御祭神:
    • 建御名方神(たけみなかたのかみ) ➔ 上社主祭神
    • 八坂刀売神(やさかとめのかみ) ➔ 下社主祭神(建御名方神の妃神)
  • ご利益:
    武勇の神として「勝運守護」「開運招福」の御隆盛を誇るほか、生命の根源である風や水を司る神として「五穀豊穣」「商売繁盛」「家内安全」、さらには神職を乗せて坂を上る神馬の伝承から「交通安全」の最高峰のご利益を授かることができます。

諏訪大社四社(春宮・秋宮・前宮・本宮)の見どころとパワースポット

諏訪大社は四社それぞれが独立した個性を持ち、それぞれに見事な御柱が4本ずつ建てられています。各宮の見どころをご紹介します。

下社 春宮(はるみや):神話の静寂と芸術家が愛した癒やしの聖地

杉の御神木を拝する春宮は、下社最初の遷座地とも言われ、どこか優しく穏やかな静寂に包まれているお宮です。 境内の正面に構える「神楽殿」と、その奥にある「御幣殿」「左右片拝殿」が一直線に美しく配置されており、流麗な彫刻が施された建造物は国の重要文化財に指定されています。秋宮と同じ設計図で作られたとされていますが、大工集団の違いによる彫刻の細かな表現の差を見比べるのも一興です。

春宮の最強パワースポット「万治の石仏」
春宮の境内から左手に進み、砥川(とがわ)の清流に架かる赤い橋を渡って少し歩いた中州に、伝説の「万治の石仏(まんじのせきぶつ)」が佇んでいます。画家の岡本太郎や作家の新田次郎もその独特な造形美に深く感銘を受けたことで知られています。「よろずのことが治まる」とされ、石仏の周りを願い事を唱えながら時計回りに3周すると願いが叶うと言われている、下社エリア屈指の癒やしと心願成就のパワースポットです。

一の御柱・二の御柱
春宮の拝殿手前には、間近でその圧倒的な大きさを体感できる「一の御柱」と「二の御柱」がそびえ立っています。衣服を整え、静かに手を合わせることで、大自然の強力な生命力を味方につけることができます。

下社 秋宮(あきみや):日本一を誇る意匠と圧倒的な風格

イチイの御神木を拝する秋宮は、旧中山道と甲州街道の分岐点近くに位置し、古くから宿場町の中心として、また四社の中で最も門前町が賑わう風格漂うお宮です。 鳥居をくぐるとまず目に飛び込んでくるのが、日本一の大きさを誇る大注連縄(おおしめなわ)が飾られた大迫力の「神楽殿」。その奥に佇む幣拝殿には、江戸時代の名工による見事な「竹に鶴」などの彫刻が施されており、思わず息をのむ美しさです。

秋宮の注目パワースポット「寝入りの杉」と「御神湯」
境内中央にそびえる樹齢約800年の「寝入りの杉」は、丑三つ時になると枝を下げていびきをかいて眠り、子供にその葉を煎じて飲ませると夜泣きが治るという伝承を持つ不思議な御神木です。また、鳥居の近くにはなんと温泉が湧き出る「御神湯(ごしんとう)」があり、龍の口から滔々と流れ出る源泉で手水を清めることができます。この温泉の温もりと大地のエネルギーを肌で感じられる、秋宮ならではの開運スポットです。

青銅製日本一の狛犬
神楽殿の手前で境内を護る一対の狛犬は、青銅製としては日本一の大きさを誇ります。その堂々たる体躯と鋭い眼光からは、邪気を払い、参拝者に力強い勝運をもたらすエネルギーが満ち溢れています。

上社 前宮(まえみや):諏訪信仰発祥の地が放つ原始の清らかな霊気

諏訪信仰の発祥の地と伝えられる前宮は、他の三社(春宮・秋宮・本宮)が御神木や御山を御神体として本殿を持たないのに対し、四社の中で唯一、独自の「本殿」を有している非常に神聖なお宮です。 守屋山の麓の傾斜地に位置し、周囲をのどかな田園と豊かな山林に囲まれた境内は、かつて神の化身とされた最高神職「大祝(おおほうり)」の居館があった場所でもあります。人工的な華美さがなく、古代の日本の神奈備(かんなび)の姿を今に伝える、原始的で純粋な空気が漂っています。

前宮の神聖パワースポット「水眼の清流」と本殿を囲む四本の御柱
前宮の最大の特徴でありパワースポットなのが、本殿のすぐ脇を流れる「水眼(すいが)の清流」です。守屋山伏流水の清らかな湧き水であり、古くから諏訪上社の神事において神聖な生活水として大切に使われてきました。この清流のせせらぎに耳を傾け、触れるだけで、心の中の淀みが綺麗に洗い流されるような強い浄化のパワーを感じられます。さらに、前宮では本殿を囲む4本すべての御柱(一〜四の御柱)を拝殿の周りからぐるりと間近で見渡すことができるため、大地と神が結びつく力をダイレクトに授かることができます。

上社 本宮(ほんぐう):圧倒的な威厳と格式を誇る信濃国一之宮の本山

守屋山の原生林を背に、四社の中で最も広大な境内と数多くの重要文化財の建造物を残す本宮。 一歩足を踏み入れるだけで、空気の密度が変わるような重厚で圧倒的な威厳に包まれます。現在の「幣拝殿」や左右に連なる「片拝殿」は、江戸時代に天恩を授かった名匠によって建てられたもので、国の重要文化財に指定されています。本殿を持たず、背後にそびえる守屋山そのものを御神体として仰ぐ古代の信仰形態を最も色濃く、壮大に体感できる社叢(しゃそう)です。

本宮の最強パワースポット「硯石」と「恵比寿社」
本宮の拝殿左側の山肌にひっそりと佇む「硯石(すずりいし)」は、神が降り立つ磐座(いわくら)とされ、上社の中でも突出して強力な聖気が集まる場所として知られています。また、境内にある「大国主社」や「恵比寿社」は、武勇だけでなく「商売繁盛」や「家内安全」の五穀豊穣の御神徳を限界まで高めてくれるスポット。仕事運や勝負運を大転換させたい参拝者がこぞって祈りを捧げる、エネルギーの源泉です。

布橋(回廊)と四脚門
入口門から拝殿へと続く約67メートルの長い長廊下「布橋(ぬのばし)」は、かつて大祝が通る際に白い布が敷かれたことからその名が付きました。この回廊をゆっくりと歩み進めるだけで、雑念が消え去り心が静かに整います。また、廊下の途中にある「四脚門(よつあしもん)」は、かの徳川家康が造営を寄進したと伝わる歴史的遺構で、天下人が求めた不動の勝運パワーが宿っています。

あわせて読みたい信州の歴史スポット関連記事

長野・信州エリアには、諏訪大社のほかにも旅のロマンや歴史の奥深さに触れられる素晴らしい神社仏閣が数多くあります。あわせてチェックして、充実した信州旅の計画にぜひお役立てください。

2023年6月29日にいただいた諏訪大社の御朱印と拝受品

2023年6月29日、下社から上社へと諏訪湖をぐるりと巡る形で、四社すべてを参拝した証として素晴らしい御朱印と記念の授与品をいただきました。

四社それぞれの御朱印

諏訪大社では、春宮・秋宮・前宮・本宮のそれぞれで独立した御朱印をいただくことができます。 いずれも中央に大きく「諏訪大社」の朱印が押され、それぞれの宮名(下社春宮、下社秋宮、上社前宮、上社本宮)が美しく墨書きされています。同じ諏訪大社でありながら、書き手の方によって異なる力強い筆さばきを拝見でき、四宮すべてが揃った瞬間の達成感はひとしおです。

四社巡り記念の「がま口(小銭入れ)」

諏訪大社の四社すべてで御朱印を拝受すると、満願の記念品(特製きんちゃく等)をいただくことができますが、今回は参拝の記念として、下社でとても素敵な「がま口(小銭入れ)」を授かりました。 しっかりとした和柄の生地に、諏訪大社の神紋である「梶の葉(かじのは)」があしらわれており、小銭や小物をスマートに収納できるトラベルギアとしても重宝します。旅の素晴らしいお守り兼記念品となりました。

  • 初穂料(御朱印代): 各500円
  • 受付場所: 各宮の社務所・御札授与所

各宮の受付時間と駐車場やアクセス情報

諏訪大社四社の受付時間や社務所、駐車場の詳細データです。上社と下社は諏訪湖を挟んで離れているため、車での移動や計画的なアクセスがおすすめです。

社務所(御朱印・お守り)受付時間: 各宮とも 9:00 〜 16:00頃まで
参拝料: 境内自由(無料)
駐車場:あり(各宮とも無料駐車場を完備)
春宮:約30台
秋宮:約100台
前宮:約60台
本宮:約300台
アクセス・四社巡りのコツ:
車の場合:中央自動車道「諏訪IC」から上社(本宮・前宮)まで約10〜15分、上社から下社(秋宮・春宮)までは車で約30〜40分。車があれば一日で無理なく四社を巡ることができます。
電車・バスの場合:下社はJR中央本線「下諏訪駅」から徒歩(秋宮へ徒歩約10分、春宮へ徒歩約15分)。上社はJR「茅野駅」または「上諏訪駅」からかりんちゃんバス等の路線バスを利用するか、タクシーでの移動がスムーズです。

信州諏訪湖周辺や名湯あふれる温泉宿を探す

諏訪大社四社巡りをゆったり楽しむなら、上社・下社へのアクセスが良い「上諏訪温泉」や「下諏訪温泉」の宿への宿泊がおすすめです。諏訪湖を一望できる絶景露天風呂のあるホテルや、信州の豊かな山の幸・御神渡りにちなんだ地酒を楽しめる温泉宿がたくさんあります。旅の疲れを名湯で癒やす極上のプランを各旅行サイトで見つけてみてください。

諏訪大社参拝や信州旅行を快適にするおすすめ便利グッズ

広い諏訪大社の境内を4箇所とも歩き回ったり、泊まりがけで信州をドライブしたりする際は、事前のアイテム選びが快適さを大きく左右します。現地でのスマホ撮影や移動をストレスフリーにする、おすすめの旅行お役立ち便利グッズをご紹介します。ネット通販で事前に揃えて、万全の体制で旅を楽しみましょう!

複数デバイスをこれ1個で充電!Type-C 急速充電器 スマホ、カメラ、モバイルバッテリーなど、旅行は充電するものがたくさん。複数ポートを搭載した高出力のType-C急速充電器が1個あれば、ホテルの限られたコンセントでも全ての端末を爆速で充電できるので必須です。

カバンの中がスッキリ片付く!多機能ガジェットポーチ 充電ケーブルやモバイルバッテリー、イヤホンなどがバッグの中で絡まるのを防ぐ専用ポーチ。ポケットや仕切りが多いものを選べば、移動中の出し入れもスマートになります。

諏訪湖門前の名物グルメやご当地名店をネット予約で堪能する

諏訪大社の四社巡りの合間や参拝の後には、諏訪湖周辺の絶品ご当地グルメを堪能しましょう! 諏訪の名物といえば、なんと言っても豊かな天然水で締められた「信州蕎麦」や、諏訪湖名物の香ばしい「うなぎの蒲焼き」。また、大自然に育まれた「みそ天丼」など、ここでしか味わえない美味しいお店が揃っています。人気店は時間帯によって混み合うため、事前のネット予約を賢く活用して、素晴らしい参拝の旅を美味しく締めくくってください。

まとめ:四社を巡って完成する圧倒的な神気と達成感

2023年6月29日に念願のフルコンプリートを果たした、諏訪大社四社巡り。 それぞれの宮が持つ独自の美しい佇まい、そびえ立つ御柱の迫力、そして手元に残る四宮の御朱印と下社で授かった美しいがま口は、今見返しても諏訪の清らかな風と偉大な神気を思い出させてくれます。

一社だけでなく、四社すべてを巡ることで初めて体感できる諏訪信仰の深さと一体感があります。信州を訪れる際は、ぜひ時間をたっぷりとって、この尊い四社巡りに挑戦してみてくださいね。

コメント