こんにちは!福岡の秋といえば筥崎宮の放生会(ほうじょうや)ですよね。
博多どんたく・博多祇園山笠と並ぶ博多三大祭りのひとつで、毎年9月12日〜18日の7日間にわたって開催されます。参道に500軒以上の露店が立ち並び、期間中は100万人以上が訪れる九州随一の秋祭りです。
私自身、2019年・2023年・2024年と計3回参拝しており、子どもが生まれてからは2歳・3歳と連れていきました。行くたびに新しい発見があり、毎年の楽しみになっています。この記事では、実際に3回通ってわかった放生会の楽しみ方・名物・混雑対策をまとめてご紹介します!
筥崎宮放生会とは
放生会は「万物の生命をいつくしみ、殺生を戒め、秋の実りに感謝する」神事で、筥崎宮の1100年以上続く最も重要な神事のひとつです。正式には「ほうじょうえ」と読みますが、福岡の人々は古くから親しみを込めて「ほうじょうや」と呼んでいます。
毎年9月12日〜18日の7日間、本殿から海に向かってまっすぐ伸びる約1kmの参道の両脇に500軒を超える露店が立ち並び、夜まで続く賑わいは圧巻のひとことです。
3回参拝した記録
2019年|はじめての放生会
初めての放生会参拝でした。参道を埋め尽くす露店の数と人の多さに圧倒されて「これが放生会か……」と感動したのを覚えています。
この年は母に頼まれて放生会チャンポンを購入しました。おはじきも狙っていたのですが残念ながら売り切れで入手できず。おはじきの人気ぶりを身をもって実感した年でもありました。

2023年|2歳の子どもと初参拝
子どもが生まれてから初めての放生会。夜に参拝したのですが、2歳の子どもを連れての夜の放生会は正直なかなかハードでした(笑)。ベビーカーで行ったのですが、混雑した参道ではほとんど身動きが取れず、結局ほぼ抱っこで歩くことに。腕はパンパンになりましたが、露店の光・音・においに子どもが目をキラキラさせていて、その顔を見られただけで来た甲斐がありました。
夜の放生会の賑わいと雰囲気は格別でしたが、子連れベビーカーで行くなら昼間の方が断然楽だと学んだ年でもありました。


2024年|3歳、ひとりで歩いてお祭りを楽しむ
3歳になった子どもを連れての参拝。今年も夜に参拝しました。2023年と打って変わって、子ども自ら「あれ食べたい!」「あっち行きたい!」と積極的に楽しめるようになっていて、その成長ぶりに感動しました。
特に盛り上がったのがスーパーボールすくい。真剣な顔でポイを使う姿が可愛くて、何回もやりたがっていました(笑)。気づいたら親の財布がかなり軽くなっていましたが、夜の参道の賑わいの中で子どもが思いっきり楽しんでいる姿は何物にも代えがたいものがありました。


放生会の名物3選
①放生会チャンポン(ビードロ)
放生会の名物中の名物。「チャンポン」とは食べ物ではなく、ガラス細工のおもちゃ(ビードロ)のことです。口でふーっと息を吹き込むと「チャン♪ポン♪」と涼やかな音が鳴ります。絵付けはすべて巫女さんの手作業で、毎年デザインが変わります。境内の授与所でいただける縁起物で、神職の方が手がけたものなのでご利益もありそうです。
毎年デザインが変わるため「今年のチャンポンはどんな柄かな」と楽しみに行くのもおすすめです。
②筥崎宮おはじき
博多人形師が粘土で型取り・素焼きしたおはじきで、放生会でしか手に入らない貴重な縁起物です。毎年デザインが変わり、数量限定のため早い時間に売り切れてしまうことも。入手困難なほどの人気ぶりで、開門直後に並ぶファンも多いです。
額装や桐箱入りで販売されており、お土産としても大変喜ばれます。初日・序盤の早い時間に訪れるのが入手のコツです。
③新生姜
放生会の屋台名物といえば新生姜も外せません。甘酢漬けや砂糖漬けなど、放生会ならではの新生姜を扱う露店が参道に並びます。「放生会といえば新生姜」というほど博多の人に親しまれた秋の風物詩で、お土産として買って帰る方も多いです。
放生会の楽しみ方
神事・神賑行事を見る
放生会は単なるお祭りではなく、神事が中心です。2年に一度(西暦奇数年)行われる「御神幸(ごじんこう)」は、約500人もの氏子が奉仕するお神輿行列で、9月12日と14日に執り行われます。福岡市の無形民俗文化財にも指定されており、一度は見ておく価値があります。
ほかにも期間中は、神賑わい舞台での奉納神楽・演芸・コンサート、回廊内での池坊いけばな展・ぼんぼり献灯など、無料で楽しめる催しが充実しています。
露店・屋台をはしごする
参道に500軒以上並ぶ露店は見るだけでも楽しく、定番の屋台グルメから射的・金魚すくい・お化け屋敷・見世物小屋まで、バラエティ豊かな出店が並びます。特に放生会の見世物小屋は九州の秋祭りの中でも有名で、「本物の見世物小屋を見た」という経験は子どもの記憶にも残るはずです(怖いのが苦手な方はご注意を)。
御朱印をいただく
放生会の期間中は通常の御朱印に加え、放生会限定の特別御朱印がいただけます。授与所が混み合う場合があるので、参拝後すぐに向かうのがおすすめです。


混雑対策と攻略のコツ
3回行って学んだ、放生会を快適に楽しむためのポイントです。
混雑ピークは土日・夕方〜夜
最も混雑するのは土日祝日の夕方18時〜21時頃。参道がノロノロとしか進めないほどの人出になります。平日の昼間〜夕方前が最もゆったり楽しめます。子連れの場合は特に平日の早い時間帯がおすすめです。
おはじきを狙うなら初日の朝一番
数量限定のおはじきは早ければ午前中に完売することも。どうしても手に入れたい場合は開門時間に合わせて早めに行きましょう。
交通規制に注意
期間中は箱崎宮前駅および筥崎宮周辺道路が12時〜24時に交通規制がかかります。車でのアクセスは現実的に難しく、地下鉄・JR・バスでのアクセスが断然おすすめです。
駐車場事情
特設駐車場はあるものの、入庫待ちの大渋滞が発生します。どうしても車で来る場合は、JR吉塚駅周辺のコインパーキングや、1〜2駅離れたエリアに停めて公共交通機関を使うのが無難です。akippa・タイムズBなどの事前予約サービスの活用もおすすめです。
子連れで行くなら昼間がおすすめ(でも夜も格別)
2023年の経験から言うと、ベビーカーでの夜の参道は混雑でほとんど動けないのが正直なところ。子連れベビーカーなら昼間スタートが圧倒的に楽です。ただ、夜の放生会の賑わいや雰囲気は昼間とは全然違う魅力があります。2024年のように子どもが3歳を過ぎて自分で歩けるようになれば、夜の参拝も十分楽しめます。抱っこひも・ショルダーハーネスは混雑時の機動力が上がるのでおすすめです。
基本情報
開催日程: 毎年9月12日(木)〜9月18日(水)
場所: 筥崎宮全域(福岡県福岡市東区箱崎1-22-1)
時間: 例年10:00〜24:00頃(露店は10:00〜22:00頃)
入場料: 無料
アクセス
- 福岡市地下鉄箱崎線「箱崎宮前駅」1番出口から徒歩約3分
- JR鹿児島本線「箱崎駅」から徒歩約8分
- 西鉄バス「箱崎」バス停から徒歩約3分
公式サイト: https://www.hakozakigu.or.jp/omatsuri/houjoya/
今年もまた行くのが楽しみな、福岡の秋の風物詩です。子どもが大きくなるにつれて放生会の楽しみ方が変わっていくのも、毎年続けて行く醍醐味だと感じています。初めての方も、毎年行っているリピーターの方も、ぜひ今年の放生会を楽しんできてください!
放生会に持って行くと便利なグッズ
3回通って「これがあってよかった!」「次は持っていこう」と思ったグッズをまとめました。特に子連れの方はぜひ参考にしてみてください。
迷子対策グッズ
夜の放生会は人が多く、ちょっと目を離した隙に子どもがいなくなることも。GPS端末や迷子防止タグがあると、万が一のときも安心です。迷子紐・ハーネスは「かわいそう」と思う方もいるかもしれませんが、あの人混みでは安全のために大活躍します。
抱っこひも・ヒップシート
2023年の経験から強く実感したのがこれ。混雑した参道ではベビーカーより抱っこひもの方が断然機動力があります。ヒップシートタイプは着脱が簡単で、「降りたい・抱っこして」を繰り返す年齢の子どもにも対応しやすいのでおすすめです。
携帯扇風機・冷感タオル
9月の放生会はまだ残暑が厳しく、夜でも蒸し暑いことがあります。人混みの中ではさらに体感温度が上がるので、ハンディファンと冷感タオルは必携です。子ども用の小さめ水筒も忘れずに。
ウエストポーチ・エコバッグ
露店でのお買い物が多い放生会では、両手が空くウエストポーチが便利です。子どもを抱っこしながらでもお財布が出しやすく、スリ対策にもなります。コンパクトに畳めるエコバッグも、新生姜や縁起物など荷物が増えたときに重宝します。
モバイルバッテリー
夜の参道の雰囲気は写真・動画を撮りたくなる場面の連続。子どもの可愛い瞬間を逃さないためにも、モバイルバッテリーで電池切れを防いでおきましょう。
チャンポンを持ち帰るための緩衝材
放生会チャンポンはガラス製なので、持ち帰る際に割れないよう注意が必要です。プチプチ(気泡緩衝材)を小さく切ったものや、仕切り付きのケースに入れておくと安心です。バッグの中で他の荷物と当たって割れた……という悲劇を防ぎましょう。





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