掘割をめぐるどんこ舟の川下りや、名物のうなぎのせいろ蒸しで全国的に知られる情緒あふれる水郷、福岡県柳川市。 この美しい歴史情緒が色濃く残る城下町の一角に鎮座し、古くから柳川の街と人々を災難から守り続けているのが、柳川日吉神社(やながわひよしじんじゃ)です。
地元では「お日吉さん」の愛称で親しまれており、季節ごとに趣向を凝らした非常に美しく芸術的な限定御朱印が授与されることでも、全国の御朱印巡りファンから熱い注目を集めています。
今回は、柳川日吉神社の深い歴史やご祭神、境内の見どころに加え、2023年9月18日に参拝して拝受した、重陽の節句の特別な限定御朱印の記録を詳しくご紹介します!
柳川日吉神社の歴史・由来と城下町の守護
柳川日吉神社の創建は室町時代にまで遡ります。当時の柳川城主が、城の鬼門(東北の方角)を守護するための祈願所として、近江国(現在の滋賀県)にある山王総本宮・日吉大社から神様を勧請してお祀りしたことが始まりとされています。
その後、柳川藩の藩主となった立花家からも代々にわたり篤く崇敬され、城下町の発展とともに地域全域の総鎮守として大切に守り継がれてきました。
境内を歩くと、かつての城下町の厳かな面影と、水郷の街ならではの穏やかで清らかな空気が心地よく融合しているのを感じることができます。
ご祭神と授かれるご利益
柳川日吉神社にお祀りされている神様と、地域に根差した尊いご利益のまとめです。
御祭神
大山咋神(おおやまくいのかみ)
主なご利益
災難除け
魔除け
家内安全
産業振興
良縁成就
主祭神である大山咋神は、山や大地を支配し、万物の成長や産業の発展を促す大変御力の強い神様です。特に柳川城の鬼門を守ってきた歴史から、災難除けや魔除けの方除けの神として非常に高いご神徳を誇ります。また、日吉神社の神使(神様のお使い)が「真猿(まさる)」と呼ばれる猿であることから、「魔が去る」「何事も勝る」に通じ、あらゆる厄を払う開運の神としても信仰されています。
同じご祭神をお祀りする全国の高名な山王様
柳川日吉神社の主祭神である大山咋神は、「山王様(さんのうさま)」としても親しまれ、全国の非常に格式の高い神社でお祀りされています。
特に有名なのが、京都に鎮座する松尾大社(まつのおたいしゃ)です。こちらは日本最古級の神社の一つであり、大山咋神が京都盆地の開拓を行われたことから、お酒の神様や開拓の神として全国の醸造業者などから圧倒的な信仰を集めています。
また、東の都を代表する社として、東京都千代田区に鎮座する日枝神社(ひえじんじゃ)も挙げられます。江戸城の守護神として徳川将軍家から最高の崇敬を受けた神社であり、現代でも皇居(旧江戸城)の守護、そして日本の政治・経済の中心地を支える魔除けとビジネスの聖地として有名です。これらの他社を巡ることで、大山咋神が持つ国家守護や地域開拓という壮大な御力をより深く実感することができます。
境内のユニークな見どころとパワースポット
緑豊かで落ち着いた佇まいの境内には、柳川ならではの風情と、お猿さんにまつわる興味深いスポットがあります。





神猿の像
拝殿の前など、境内の随所に見られるのが神様のお使いであるお猿さんの像です。柳川日吉神社では、優しく夫婦で寄り添う姿の像などもあり、厄除けだけでなく、夫婦円満や子宝、良縁を運んでくれるシンボルとして参拝客に優しく撫でられています。
大きなお多福面
節分の時期を中心として、境内の楼門に設置される巨大な「お多福面」が大変有名です。大きく開いたお多福の口の中をくぐって参拝することで、新しい一年の福を呼び込み、災難を払うことができるという、柳川の冬の風物詩として多くのメディアでも紹介されるスポットです。
重陽の節句を祝う!菊のロマンあふれる特別御朱印の参拝記録
2023年9月18日、残暑の中に爽やかな秋の気配が混じり始める美しい季節に、柳川日吉神社を訪れました。博多の賑やかな空気から少し足を延ばし、のんびりとした掘割の景色を眺めながら境内へ向かうと、静かで凛とした神気が優しく迎えてくれました。
今回の参拝の大きな目的は、九月の特別な節目である「重陽の節句(ちょうようのせっく)」にちなんだ限定御朱印をいただくことでした。
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重陽の節句とは、五節句の一つであり、奇数のなかで最も大きい数字である「九」が重なる9月12日(旧暦)に、長寿や繁栄を願って菊の花を愛でる大変風流な伝統行事です。そんな美しい日本のロマンが詰め込まれた御朱印を受け取った瞬間、その美しさに深く息をのました。
真っ白な和紙の上には、見事に咲き誇る大輪の菊の花のスタンプが、鮮やかな黄色や高貴な紫色を使って非常に立体的に美しく押されています。その中央に、流麗でありながらも芯のある墨書きで「日吉神社」と堂々と直書きされており、菊の華やかさと神社の厳かさが見事に調和しています。
さらに和紙の端には「重陽の節句」の文字と、伝統的な意匠が添えられており、ただの参拝の証という枠を超えて、まるで一枚の美しい秋の絵画を手に取ったかのような素晴らしい完成度でした。
水郷の街が持つ深い歴史と、季節の移ろいを大切にする神道の美しい心が形になったような特別な御朱印に触れ、心から満たされる大変素晴らしい参拝となりました。
柳川日吉神社の基本情報とアクセス
柳川日吉神社へ参拝される際の基本情報のまとめです。周辺の川下り観光などとあわせて計画を立てるのがおすすめです。
基本情報
住所
福岡県柳川市坂本町六の一
社務所受付時間
午前9時から午後5時まで
(※限定御朱印の授与や受付もこちらの時間内となっています)
駐車場
境内のすぐ横に参拝者用の無料駐車場が完備
(※周辺の観光用駐車場からも徒歩圏内ですので散策しながらのアプローチも快適です)
公共交通機関でのアクセス
西鉄天神大牟田線の西鉄柳川駅から、西鉄バスに乗り換えて「京町」バス停で下車し、そこから徒歩約5分で到着します。また、駅から川下りのどんこ舟に乗って近くの乗船場までアプローチするルートも柳川らしくて大変おすすめです。
合わせて読みたい!周辺の名社・パワースポット巡り
当ブログでは、柳川日吉神社のほかにも、福岡県内に息づく素晴らしい総鎮守や歴史ある御朱印の記録をたくさん発信しています。少し前に巡った博多の活気ある聖地へも、ぜひあわせて旅の計画を立ててみてくださいね。
神社巡りや御朱印集めがもっと楽しくなるおすすめアイテム
これからの神社参拝や水郷の街歩きをさらに快適に、スマートに楽しむための素敵なアイテムをご紹介します。
大切な御朱印帳を雨や汚れから守りつつ、表紙のデザインをいつでも綺麗に見せられる、全面透明な御朱印帳専用カバーがおすすめです。高透明で耐久性のある塩化ビニール製のカバーを装着しておけば、柳川のように水辺に近い環境の散策でも、水滴や手汗から大切な記録をしっかりと保護できます。
境内をたくさん歩いて汗をかいた際や、手水舎で手を清めたあとに大活躍する、抜群の吸水性を誇る参拝用のリフレッシュ軽量タオルも便利です。肌触りが良く速乾性に優れたコンパクトなマイクロファイバータオルをバッグに1枚忍ばせておくだけで、いつでも清々しく快適に境内を巡ることができます。
参拝中や、ベンチで一息ついて柳川名物のグルメを楽しむ前後に重宝する、携帯用の除菌ウェットティッシュもおすすめです。ポケットや小さなポーチにすっきりと収まるノンアルコールタイプのものを選べば、神聖な境内の雰囲気を損なうことなく、いつでも手軽に手指を清潔に保てます。
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